50代からの片付けは「減らさない」が正解。ハサミもお皿も洗剤も“あえて複数もち”でラクになる
片付けというと、「できるだけ減らす」「ひとつあれば十分」という考え方が主流になりがちです。けれど、無理に減らさないほうが日々の動きがスムーズになることも。そう話すのは、片付けのプロ・下村志保美さん。50代になった今、“あえてたくさんもつ”ことを意識しているものもあるといいます。今回は、下村さんが実践している「減らさない片付け」のヒントをご紹介します。

1:よく使う文房具類は「分散もち」で行方不明を防ぐ
家の中で「ハサミどこ?」「充電器どこ?」と探す時間、意外と多いですよね。この原因はだれかがどこかで使ったあと、元の定位置に戻さないから。
私はこのストレスをなくすために、各部屋にハサミと充電器を1つずつ置いています。
必要なときにすぐ使えるし、使い終わったあともその場で戻せるので行方不明にもなりません。
2:お皿は「同じサイズ」を複数もち。食卓も収納も整う

わが家では、ワンプレートで盛りつける料理が多いため、26センチのお皿を4種類×3枚ずつもっています。夫婦と娘の3人暮らしのときにそろえたので3枚ずつです。
私たち夫婦と娘夫婦の4人で食事をするときは、別のデザインのお皿を2枚ずつ使用しています。
デザインは違っても、大きさがそろっていると食卓が自然に整って見えるのがポイント。また、サイズをそろえることで収納がしやすいのもメリットです。
片付けの現場でも、「好きなものを残したいけれど、すっきり見せたい」という方には、形をそろえるだけですっきりしますよ、とお伝えしています。
3:掃除はその場で完結!洗剤は「使う場所」に配置

わが家ではキッチン、1階の洗面所、2階の洗面所この水回り3か所に、同じ中性洗剤とカビ取り剤をそれぞれ置いています。
「掃除しよう」と思ったときに、その場ですぐ使えるのが便利です。1つを共有して使いまわすより手間がかからず、結果的に掃除の頻度も増えました。
また、どこかの洗剤がきれても、別の場所のものを借りればOK。
使用頻度が高く、いろんな場所で使う場合があるものはあえて複数もつ。これが、私が考える「家事をラクにするための片付け」です。
50代からは「どう使うか」を意識した片付けを
片付けは「減らすこと」が目的ではありません。暮らしやすく整えるために、「あえて多めにもつ」という選択も大切です。
ハサミもお皿も洗剤も、私にとっては“暮らしをやめない”ための道具たち。
50代からの片付けは、「いくつ持つか」より「どう使うか」を意識することで、毎日がずっと軽やかになります。
