CBS MarketWatchによると、5日の米株式市場は、米労働省が同日発表した昨年12月の雇用統計で、新規就業者数（非農業部門で軍人除く、季節調整済み）が市場予想のコンセンサスである前月比＋11万5000人を大幅に上回る同16万7000人の純増となったことから米経済の急激な減速懸念が一掃される一方、今後の利下げ観測が後退したことから売られ、ダウ平均株価指数は、一時前日比100ドル安の1万2365ドルまで下げた後、同82.68ドル安の1万2398.01ドルに反落して引けた。

　　ハイテク株のウェートが高いナスダック総合株価指数は、証券大手クレディスイスが投資判断を引き下げた半導体大手インテルと業績見通しを下方修正した米携帯大手モトローラが株価を下げたことから同19.18ポイント安の2424.25に、S&P500株価指数も同8.63ポイント安の1409.71にそれぞれ反落して引けた。

　　個別銘柄では、インテルは前日比0.33％安の21.10ドル、モトローラは同7.83％安の18.94ドルに下げた。一方エクソンモービルは、リーマンブラザースが投資判断を引き下げたものの、原油市場の反発が好感されて同0.72％高の73.24ドルで引けた。【了】