ClariS 左からアンナ、クララ、エリー/撮影:真下裕

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新メンバーにエリーとアンナを迎え、第3章をスタートさせたClariSが、3人になって初のシングル『Umitsuki』をリリース。インタビュー前半では、この約8カ月を経ての今の気持ちや変化について、TVアニメ『彼女、お借りします』第4期オープニングテーマとして好評の表題曲「Umitsuki」の作詞秘話をお届け!

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■”クララさん”から”クララちゃん”に。呼び方の変化に表れた3人の距離感

――3人での活動がスタートして8カ月経ちましたがいかがですか?

クララ:半年と言ってもすごくアッと言う間で、ふたりともClariSというユニットとすごく真っ直ぐに向き合ってくれるので、まだ半年とは思えないくらい3人の絆が深くなっています。

エリー:それだけ濃い時間を過ごしているのだなと思います。

アンナ:初めての体験ばかりで、ひとつひとつ目の前のことと向き合っていたら半年経っていたという印象です。シンプルにすごく充実していたなと思います。

――初めての経験ばかりということで、何に驚きましたか?

エリー:たくさんの会場で歌わせていただきました。どの会場も初めてで、毎回その大きさと規模感に驚いてばかりです。

クララ:3人になって最初に立ったステージが東京・日本武道館で、2回目のステージが神奈川・ぴあアリーナMMでしたから。

アンナ:日本武道館はステージから客席を観ると、上から下までお客さんがビッシリで、普通の人生では観ることができない景色だったので本当に驚きましたし、今でも忘れられません!

クララ:私がカレンと初めて日本武道館に立ったのが、2015年の『リスアニ!LIVE-5 "SUNDAY STAGE"』なんです。今回もそのときと同じ『リスアニ!LIVE』、同じ日本武道館で第3章のスタートを切れたのは、すごく感慨深いです。日本武道館での思い出が、またひとつ増えました。

――今までふたりだったのが3人になって、ステージに立ったときの感覚って違いましたか?

クララ:全然違います!今までは左右にわかれていたので、ずっとセンターに立っていることがほとんどなかったんです。それが、私がセンターとしてずっと真ん中にいるのがちょっと不思議です。でも左右にふたりがいてくれるから、すごく安心感あります。ふたりの存在を感じながら真ん中にいられるのが、すごくうれしいです。

――ちなみにお互いのことは、ちゃん付けで呼び合ったり?

クララ:普段はふたりが私を「ちゃん付け」で呼んでくれて、私はエリー、アンナで、たまに”エリたん”とか(笑)。

エリー:アンナを”アーたん”って呼んだり。

アンナ:アーティスト担当のことを”アー担”と呼ぶらしくて、アー担って聞こえてきて自分が呼ばれたと思って、振り返ったことがありました(笑)。業界用語も勉強しないといけないですね。

エリー:でも最初はクララさんだったんです。

アンナ:「Umitsuki」の歌詞を書いていたときは、まだクララさんだったんです。

クララ:ソワソワしちゃうから「さん付け」はちょっとって話したんです。呼び方ひとつからも、3人の距離が縮まったことが感じられますね!

――『Umitsuki』は、エリーさん、アンナさんにとって、初のシングルになるわけですが。

アンナ:「よし!待ちに待ったシングルのリリースだ!」という気持ちでいっぱいです。しかも初めてのシングルの作詞に、メンバー全員で携われたことに、さらに特別なものを感じています。

エリー:私たち新メンバーにとって、新しいオリジナル曲をリリースさせていただけることがすごくうれしいです。それに加え、メジャーデビューという夢のひとつが叶う瞬間でもあるので、うれしさは何倍にも大きいです。

クララ:ふたりは、こういうインタビュー取材を受けるのも初めてなので、昨日からずっと不安そうな顔で「どうしよう〜」って。私が「大丈夫だから」と言って励ましていました。でもステージもそうですけど、始まるといつもすごく楽しそうなので、個人的にはぜんぜん心配していないんですけど。

エリー:クララちゃんが、色々な面でアドバイスをくれるので助かっています。パフォーマンスや歌い方、ダンスとか。

アンナ:こういう質問をされたときは、こう返すのがいいよとか。

クララ:私自身もインタビューの受け答えが決して上手いほうではないので、ふたりを導く立場としてもっと私がしっかりしなきゃダメだと思って。改めて、自分が成長する機会にもなっているなと思います。

■”ディスコード””希う”など歌詞にあふれるエリー、アンナの個性

――表題曲の「Umitsuki」は、TVアニメ『彼女、お借りします』第4期オープニングテーマということで好評です。

アンナ:主人公の和也くんの気持ちや揺れ動く恋心を、クラゲ(海月)というテーマに落とし込んだ曲になっています。3人の初シングルということで、和也くんが千鶴ちゃんを追いかける気持ちと、エリーちゃんと私がクララちゃんの背中を追いかけている状況を、ひとつに重ねて表現した歌詞になっているので、私たちの思いもギュッと詰まった1曲になっています。

――作詞は3人で手がけられたということで、どういうふうに?

エリー:昨年12月に北海道で合宿をしたときに書きました。それぞれワードを出し合って、最初は1番の頭サビをみんなで考えたのですが、お互いのことをまだあまり知らない状態だったので、探り探りしすぎて3行に5時間くらいかかってしまって。それから、考えるパートを分担してというかたちで進めました。

クララ:出てくる単語もそうだし、ものごとの捉え方もまったく違うタイプの3人なので、同じところを3人で考えたら時間がかかってしまって。

――各メンバーが作詞をした印象的なパートはありますか?

アンナ:私は2番のBメロの〈桃色の頬と オレンジ朝日に よく映えるオーシャンブルー〉です。3人のイメージカラーと重ねて表現しました。1番のBメロの〈感情ディスコード〉もそうで、ディスコードには不協和音という意味があって、感情がグチャッとしているんだけど、でもひとつ望んでいるものがあるということを、〈感情ディスコード〉というひと言で表せることができて良かったなって。

クララ:ディスコードという言葉がフックになっているし、メロディーにもハマっていてすごくいいよね。

エリー:私は、サビの〈揺らめいて消えてゆく波に 何度も書き綴った〉と歌っているところで、揺らめく恋心をこういうふうに表現しました。あとはオチサビの〈何度も希った〉です。こいねがうというフレーズが、音として当てはまると思って。

――「希う」で「こいねがう」と読むんですね。

クララ:「希う」にするか「恋願う」にするか相談したんですけど、「希う」のほうがやっぱりインパクトがあるということで。出てくる言葉にも個性があって、ふたりとも普段なかなか触れることがない言葉を綴ってくれてすてきです。ちなみに私は、Dメロを担当しています。2番のサビが終わったあと、メロディアスに展開していくところで、切なさを〈花火〉に落とし込んでいて、〈スポットライトが 繋がり 色を創る〉というところは、私たちがステージに立ってスポットライトを浴びて、3人にしか作れない色を作っていくという意味を込めています。