チェルシーがクラブW杯で8強進出も、英国内で関心は低いまま。試合内容よりも猛暑が話題。北中米W杯への懸念の声も【現地発】
ここまでチェルシーは4試合、マンチェスター・Cは3試合を消化した。チェルシーは、6月28日に行なわれた決勝トーナメント1回戦で激闘の末にベンフィカを下し、ベスト8に駒を進めた。
しかしながら、イングランド国内では盛り上がりに乏しく、筆者の印象では「プレシーズンマッチ並みの熱量」にとどまっている。世間一般ではほぼ話題になっておらず、関心の低さが際立つ。
大会前から、解説者たちもクラブW杯に対して批判的な見解を示していた。元イングランド代表DFで現解説者のジェイミー・キャラガー氏は、「選手、クラブ、サポーターにとってクラブ・ワールドカップへの関心はない」と断言。さらに「シーズン終了後の貴重な休暇期間中に大会が行なわれること自体、選手たちの意欲を損なう」として、「選手はそこに行きたがっていない」と苦言を呈した。
さらに、スポーツサイトの『ジ・アスレティック』は「今回のクラブW杯における新フォーマットは、FIFAの意図するグローバル化と商業化の延長線上にある」と指摘。クラブレベルの国際大会については、イングランド国内では依然として「チャンピオンズリーグこそが最上位」という認識が根強く、今回のクラブW杯を「FIFAによる商業イベント」と冷ややかに見る向きも少なくない。
イングランド国内での反響の薄さは、いくつかの具体例からも明らかである。
ここまでチェルシー関連のニュースで大きく報じられたのは、グループステージ第3節が行なわれた米国フィラデルフィアの酷暑と、決勝トーナメント1回戦・ベンフィカ戦での落雷による約2時間の試合中断の2点である。
たとえば米国フィラデルフィアの暑さについて、複数の英メディアは「現地の予想最高気温が37度の猛暑であることを理由に、チェルシーが試合前日の練習を早々と切り上げた」と報じた。
エンツォ・マレスカ監督が「今朝のトレーニングセッションは早々に切り上げた。そうでないと試合に向け体力を温存できない。通常の練習は不可能。明日の試合のことだけを考え、明日に向けて計画を立てる。それしかできず、それ以上はできない」と、憮然とした表情で語っている。英BBCは「現地での体感温度が45度に達する見込みだ」と付け加えた。
