治安戦略アナリストの小比類巻文隆氏が自身のYouTubeチャンネルで「ヤマトリノ、『てへぺろ』の時、キマってた?の疑惑を、元警視庁刑事が解説」を公開した。動画では、インフルエンサーの「やまとのりの」こと田沢莉乃容疑者らが違法薬物所持の疑いで逮捕された事件について、移送時の映像をもとに容疑者の状態や今後の捜査展開を元刑事の視点から鋭く解説している。

動画の序盤、小比類巻氏は事件の概要を説明。容疑者の自宅から「チャーリー」と呼ばれる違法薬物約0.4グラムのほか、小分けにされたチャック付きポリ袋が21袋、斜めに切られたストローが10本以上押収されたことに触れた。小比類巻氏は、自身が現場で何度も押収してきた経験を踏まえ、「必ずと言っていいほど、斜めに切られたストローが登場します」と指摘。粉末をすくうスプーン代わりに使われている実態を、自作のストローを用いて実演した。

続いて、逮捕後の容疑者の映像に言及。逮捕から約10時間が経過した移送時にハンドサインを出していた場面については、薬理作用による高揚感が「少し残っていたという可能性も否めない」と推察した。一方で、逮捕から2日近く経過した送検時の車内で「てへぺろ」のような表情を見せた映像に対しては、「いい加減その効果は切れていたとみるのが妥当」と断言。薬物の影響ではなく、単に強がっているだけとの見方を示した。

さらに小比類巻氏は、押収された薬物の量と21袋という小分けの袋の数に着目。「単なる自己使用の域を超えて、営利目的の所持なのではないか」と、密売に関与していた可能性を示唆した。

最後には、営利目的が認められれば初犯でも実刑判決の可能性があると指摘。「決して安易に手を出してはいけない」と違法薬物の恐ろしさに警鐘を鳴らし、動画を締めくくった。

チャンネル情報

元警視庁刑事・国際捜査官。1993~2023年警視庁。爆弾処理班配属後、警視庁中国語通訳を経て国際捜査官に。以降、国内外の銃器・薬物犯罪の情報収集、秘匿捜査に従事する。ほか殺人、強盗、誘拐事件などあらゆる捜査に参加。退官後、30年に及ぶ警察人生の知見を世の中へ貢献すべく治安戦略アナリストとして活動中。