兵庫県庁

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 読売新聞社は17日、兵庫県知事選で投票を終えた有権者を対象に出口調査を行った。

 前知事の斎藤元彦氏の県政を評価する人が7割を超え、そのうちの6割強が斎藤氏に投票。投票の際に最も参考にした情報として、「SNSや動画投稿サイト」をあげた人の9割弱が斎藤氏を支持した。

 支持政党別では、独自候補を擁立できなかった自民党の支持層は5割弱が斎藤氏、4割が前同県尼崎市長の稲村和美氏と割れた。立憲民主党支持層は、7割弱が稲村氏に投票。無党派層の投票先は5割強が斎藤氏、3割強が稲村氏だった。

 斎藤氏の県政運営については、「評価する」が71%、「評価しない」が25%。「評価する」と答えた人の6割強が斎藤氏に投票した。「評価しない」と答えた人は、8割弱が稲村氏を支持した。選挙戦で最も重視した争点は、「教育や子育て支援策」が28%で最も多く、「斎藤氏に関する内部告発問題」23%、「物価高対策」13%と続いた。

 調査は68か所で実施し、有権者2062人から回答を得た。