稲村和美氏が敗戦の弁「政策を問う選挙というより、結果的に何を信じるかがテーマになった」兵庫県知事選挙で斎藤元彦前知事に当選確実
17日午後8時に投票が締め切られた兵庫県知事選挙は、前知事の斎藤元彦氏が再選を確実にしています。
午後9時現在、まだ斎藤氏は事務所に姿を現していませんが、選挙戦を激しく争った前尼崎市長の稲村和美氏が先に事務所に姿を現し、「ご期待に沿えなかったこと、お詫び申し上げます。」と述べ、支援に感謝の意を示しました。
稲村氏は、「何を信じるか、どのような情報に基づいて投票するのかについて課題が残った選挙だと率直に感じた。」と選挙を振り返り、「民主主義や自治にこだわって政治に入った一人として、いろいろ考えさせられる選挙だった。ただ、一緒に選挙に取り組んでくださった皆さんにもお伝えしたいが、こういうことから社会が学んでいく力を信じている。」と受け止めました。
稲村氏は、斎藤県政が再びはじまることについて、「これからの県政が正確な情報と建設的な議論に基づいて行われるのを心から願っています。」と述べました。