仮契約を結び、東京ドームを背にスイングする花咲徳栄・石塚裕惺(カメラ・宮崎 亮太)

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 巨人からドラフト1位で指名された花咲徳栄・石塚裕惺(ゆうせい)内野手が17日、都内のホテルで仮契約を結んだ。契約金8500万円、年俸1200万円、プラス出来高2000万円(金額はいずれも推定)。背番号は「23」に決まった。

 世代ナンバーワン遊撃手と呼び声の高い18歳。西武と競合の末、巨人が交渉権を獲得していた。仮契約を終えた石塚は「着実に成績を積み重ねて、最終的にはジャイアンツの顔となれるように頑張りたい」と決意を込めた。

 千葉・八千代市出身で、182センチ、84キロの大型遊撃手で、高校通算26本塁打をマーク。U18日本代表では4番も務めた。三遊間の深い位置からでも一塁へ矢のような送球ができる強肩も持ち味としている。将来のスター候補生は「まずは1軍の試合に1日でもはやく出て、初安打を記録したい」と早期の1軍デビューを誓った。

 ◆石塚 裕惺(いしづか・ゆうせい)2006年4月6日、千葉・八千代市生まれ。18歳。幼稚園の年長から勝田ハニーズで野球を始め、村上東小6年時にはロッテジュニアに入り、村上東中時代は佐倉リトルシニアで主にショートでプレーし、全国大会出場。花咲徳栄高では1年秋から背番5でベンチ入りし、2年春から背番6。2年秋、3年春はともに県優勝、関東8強。好きな選手は巨人・坂本勇人。遠投110メートル。