大量離脱に苦言のケイン、代表活動の重要性を再び強調「風土や一体感は築くのに時間がかかる」

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 イングランド代表FWハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)が、代表活動の重要性を改めて説いた。16日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えた。

 イングランド代表では9選手が負傷を理由に代表活動を離脱。ケインは14日に行われたUEFAネーションズリーグのギリシャ戦(◯3−0)の前日会見で次のように語り、イングランド代表の活動が軽んじられているのではないかと苦言を呈していた。

「イングランド代表は何よりも、所属するクラブよりも大切なものだと思っている。それがプロサッカー選手として最も重要なことだ。今はシーズンの中でも厳しい時期だし、それが少し利用されたのかもしれない。正直に言うと、あまり好きではない。代表は何よりも、どんなクラブの状況よりも優先されると思うからね」

 そして、17日にUNLのアイルランド代表戦を控えるなか、ケインは再び離脱者の問題に言及。前回のインタビューについて「あそこまで反響を呼ぶとは思っていなかった」と驚きつつ、「あれが僕の意見だ」と、代表はクラブよりも優先されるべきだとの持論を改めて強調した。

「11月のキャンプはいつも難しい。他の年を見ても、他の選手が辞退している。シーズンの中でも厳しい段階だ。ワールドカップにつながる風土や一体感を作り上げるキャンプでもある。イングランド代表としてプレーすることは、本当に、本当に特別なことなんだ。僕個人として、プロサッカー選手として最高のことの一つなんだ」

「(そのような風土や一体感は)築くのに長い時間がかかる。気をつけないと、失うのは一瞬かもしれない」