橋下徹氏

写真拡大

 日本維新の会創業者の橋下徹弁護士が14日、Xに投稿。大阪の地方行政に携わる大阪組と、国会議員組に分かれている日本維新の党内について、「維新国会議員を国会議員にさせるために、大阪府市政でどれだけのことをやっているか。大阪がしっかりと府市政をやるから維新国会議員が国会議員生活を送られる」と記した。

 衆院選では大阪の全19区で全勝したが、トータルでは43議席から38議席に減り、馬場伸幸代表が退陣、12月1日投開票の代表選に吉村洋文共同代表(大阪府知事)が出馬表明している。

 国会議員組が、紆余曲折の大阪・関西万博に関して、中央省庁の優秀な官僚の力も借りるために官邸などに頭を下げているとの指摘があることに、橋下氏は「万博の件で維新国会議員が頭を下げる労力など日々の大阪府市政に比べれば鼻くそ程度にもならない」とした。

 「勘違い維新国会議員」がいると指摘し、「大阪府市政がどれだけ大変か、それを分かってる者だけが維新国会議員になる資格がある」とし「やっぱり維新国会議員には在職期間を決めて、一定期間後は地方議員に回すローテーションの仕組みが必要やと思う。維新国会議員は雇用の流動性を政策の柱に掲げてるんやから、まずは国会議員の流動性から始めるべきや」と投稿した。