警視庁に逮捕された田中大亮容疑者(インスタグラムより)

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 「稼ぎが少ないと会えない」と言って客の女性に売春をさせようとしたとして、警視庁保安課は13日までに、売春防止法違反(困惑売春未遂)容疑で、東京・歌舞伎町のホストクラブ「GRAN」従業員田中大亮容疑者(24)=東京都新宿区大京町=を逮捕した。

 容疑を認めているという。

 同課によると、女性は20代で、4月ごろから田中容疑者の店に通うようになった。

 田中容疑者は8月ごろ、新宿区立大久保公園周辺で売春をするように女性に勧め、「額が少ない。最低でも10(万円)」「他の子は稼いでいるから挽回しよう」とメッセージを送信。ほぼ毎日、客待ちをさせたほか、公園前で立つ姿を撮影して写真で送らせ、監視していた。

 女性が9月、客待ち中に売春防止法違反容疑で逮捕された際は「今度は逮捕されないよう稼ごう」「俺とのLINE(のやりとり)を非表示にしろ」と指示していた。

 女性は10月にも同容疑で逮捕され、田中容疑者の関与を供述した。飲食代に数百万円をつぎ込み「精神的につらくなった」と話したという。

 田中容疑者の逮捕容疑は8〜10月ごろ、客の女性に「稼ぎが少ないと会えない」と言って困惑させ、大久保公園周辺で売春させようとした疑い。