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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が11日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に生出演。お笑いコンビ「ダウンタウン」松本人志(61)が週刊文春への訴訟を取り下げたことついて言及した。

 松本の声明では「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」とし「裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたい」と訴えを取り下げ。その上で「(松本との会合に)参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」と女性らに謝罪していた。

 橋下氏は「“直接的な物的証拠”っていうのは性犯罪、性加害の話になってくる。ですからその証拠はないと。松本さんとしては強制性、性加害のところは否定しますと」とした上で「ただ気持ちの問題っていうのは、性犯罪とは別なので気持ちを害したということであればしっかり謝罪しますというところ」と松本の立場を解説した。

 当初松本は“徹底抗戦”の構えだったが一転、女性らにお詫びした上で訴えを取り下げ。性加害は改めて否定した。橋下氏は「いろんな意見あるかも分かりませんけど」と前置きした上で「僕は当初からこのスタンスできちっと発表すべきだったと思います」と私見を述べた。

 さらに「松本さんは当時は性犯罪、性加害のところだけに焦点を当てていて、そこに“事実無根”ってなっていたと思う。そこに凄く感情的に熱くなったと思うんですけど」と松本の初動を回顧。今回の争点は「表現の自由の話で性犯罪のところだけじゃなくて」とした。

 続けて「松本さんは最初に性犯罪に対しての“事実無根”って言ったんですけれども、実際には飲み会にも参加されていたので、そこは(松本側の声明に)書いてますよね?“会合には出席しました”って」とした上で「こうなると一般的には事実無根にはならないですよね。飲み会の事実も全否定まではできないというふうに思ったので、今回訴えの取り下げという形に収めたんだと思います」と語った。