マツダが「スゴいエンジン」投入! 「新たなガソリンSKYACTIV-Z」27年に!? さらに「次期CX-5」は25年-27年に登場! 電動化戦略の現状は
マツダが新たなエンジン開発や次期CX-5に言及!
マツダは2024年11月7日に「2025年3月期第2四半期決算説明会」を行いました。
そのなかで新たなエンジン開発や次期CX-5に言及しています。
決算説明会では、「2025年3月期 第2四半期決算」について財務実績と見通しなどを説明。
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さらには「2030経営方針の進捗」にも言及しています。
そのなかで2022年-2024年は「PHASE1:電動化時代に向けた開発強化」、2025年-2027年は「PHASE2:電動化へのトランジション」、2028年-2030年は「PHASE3:バッテリーEV本格導入」という計画です。
その中で「電動化技術、電池の準備」においては、パナソニック エナジー社、パナソニック オートモーティブシステムズ社、AESCジャパン社と電池供給に合意しており、2030年に想定される能力の確保に目処を立てています。
また パナソニック エナジー社より調達する電池のモジュール・パック工場は山口県内に建設を決定。
さらには次世代電池技術の自社開発を、GI 基金事業として推進しており、社内に試験ラボを開設しています。
こうした動きの中でマツダは「消費者の電動化への受容性を鑑み、マルチソリューションラインアップを強化」するとしています。
具体的に、PHASE1では「CX-50」にトヨタ製ハイブリッドシステムを搭載して北米などで展開。また中国では長安汽車と協業したBEV&REEVとして「EZ-6」を発売しました。
PHASE2では次期CX-5にマツダ製ハイブリッドシステムを搭載して投入。またマツダのBEV専用プラットフォームを用いたBEVも投入が予定されています。
さらにPHASE3では、マツダ製ハイブリッドシステムの技術要素をラージ商品群にも展開することを検討している他、BEV専用プラットフォームをPHEVへの派生も同時に検討しているとしています。
こうしたなかで、毛籠勝弘社長はトヨタとマツダのハイブリッドシステムの違いについて次のように話しています。
「ハイブリッドはエンジン、電気モーターを使って走るものです。マツダは、トヨタ製ハイブリッドを使っており、これはすばらしいものです。
そうした中でマツダらしいハイブリッドは、エンジンと電気の使い方のバランスについて燃焼効率の良いエンジン中心に使っていく考え方です。
ハイブリッドシステムは小さめにすることでコストを抑える考えもあります。
また長距離では高い走行性能と高い環境性能を備えることで、マツダの『走る喜び』を備えたハイブリッドシステムとなります」
さらに次期CX-5について同じく毛籠勝弘社長は次のように話してます。
「CX-5は2012年に登場したマツダの看板車種です。そのため世界中に置くのファンがおり、そのファンに寄り添った、そのファンに喜んでもらうものにするために開発し、既存ファンを守りつつ、新規ファンの開拓をしていきます」
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なお現在進められている「ロータリーエンジン」については「適合性開発は順調に進捗している」としています。
さらに新たなものとして「さらなる理想燃焼を追求し環境、走行性能を高めたSKYACTIV-Zガソリンエンジンを開発中。2027年中の市場投入を目指す」と明らかにしました。
今後、この「SKYACTIV-Z」がどのようなエンジンなのか、注目が集まります。