尹大統領が金建希夫人の疑惑を謝罪「対外活動は事実上中断」=韓国ネット「処罰を受けるべき」
2024年11月7日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が同日、ソウルの大統領府で記者会見を開き、妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏の賄賂授受、株価操作、国政関与疑惑に関する質問に対して「何事にももっと慎重になるべきで、このように国民に心配をかけることは完全に誤り」と述べた。
尹大統領は金氏の行動について謝罪しつつも、金氏の国政介入疑惑については否定した。
尹大統領は「大統領夫人は大統領と共に選挙も戦い、大統領を支える立場」とし、「たとえば大統領が部下を叱った際に(夫人が)『もっと優しくしなさい』と言ったとして、これを国政関与とはいえない」「大統領夫人が大統領を助けるために選挙を戦い、国政の円滑な運営を望むことを国政介入というのなら、国語辞書の定義を見直さなければならない」などと述べた。
また、金氏の対外活動については「国民が望むなら行い、望まないなら行うべきではない」とし、「現在の世論を十分に考慮して、外交慣例と国益上必ず必要だと判断される場合を除いて事実上中断しており、これからもそうしていく」と説明したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「そんな甘いことを言っていないで、これまでの過ちに対する罰を受けるのが筋だ」「対外活動中断ではなく、偽造、収賄、国政介入、詐欺犯罪に対する処罰を受けてほしいんだよ」「あれだけのことをしたのに、謝罪だけで終わらせるつもり?」「言い訳ばかりで呆れる」「結局、海外旅行はするということか」「何でもかんでも『国益のため』と言うつもりだろう」「言葉だけで、実際に変わったことはない」「大統領も対外活動を中断してほしい」「尹大統領の弾劾がこの国にとっての国益だ」など、厳しい声が多数寄せられている。(翻訳・編集/堂本)