鈴木被告が運転前に酒を飲んだことを認める供述 伊勢崎市の3人死亡事故
今年5月、群馬県伊勢崎市で飲酒運転の車により、2歳の男の子を含む3人が死亡した事故で、危険運転致死傷の罪で起訴されたトラック運転手が運転前に酒を飲んだことを認める供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。
この事故は今年5月、伊勢崎市でトラックが対向車線の乗用車に衝突し、▼塚越湊斗ちゃん(2)、▼父親の寛人さん(26)、▼祖父の正宏さん(53)の3人が死亡したものです。
危険運転致死傷の罪で起訴された群馬県吉岡町のトラック運転手・鈴木吾郎被告(70)は、事故を起こして逮捕された後、取り調べに「詳しくは覚えていない」と供述していましたが、その後、運転前に酒を飲んだことを認める供述をしていることが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
これまでの捜査で、鈴木被告からは事故直後に基準値を超えるアルコールが検出されていて、トラックの車内からアルコール度数20%の220ミリリットル入り焼酎の空きビン2本が見つかっていたことが分かっています。
遺族はあす、街頭などで集めた厳罰を求める署名を前橋地検に提出する予定です。