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「地域の能力開発パートナーシップ」をテーマにした「2024中国・ASEAN環境協力フォーラム2024」が10月29日、広西チワン族自治区柳州市で開幕した。今回のフォーラムでは、地域の環境ガバナンス能力向上と環境協力のハイレベルな発展促進を目的に、オンラインとオフラインを組み合わせる形で関連活動が展開されている。関連するASEAN加盟国の環境当局、駐中国使節、中国の地方の生態環境当局、関連の国際組織、研究機構、企業などの代表約300人が出席した。人民網が伝えた。

フォーラムでは、▽中国-ASEAN環境協力戦略を引き続き実施し、双方が地域の大気汚染や気候変動対応などの分野の能力を高めることができるよう後押しし、サポートを提供する▽気候変動や生物多様性、プラスチック汚染などに対応する多国間協力における意思の疎通と連携を強化し、世界の持続可能な発展のために地域として貢献する▽新たな中国-ASEAN環境協力戦略、及び行動の枠組みを積極的に作り、地域と世界の重要な環境問題の新たな進展を十分に考慮し、グローバル発展イニシアティブ、「一帯一路」イニシアティブ、ASEANの中・長期発展ビジョンとリンクさせ、地域の持続可能な発展をバックアップする――ことが示された。

開会式の後に開催された「地域のデジタル化・グリーン化協同発展対話」をテーマにした特別プログラムでは、広西生態環境庁、中国-ASEAN環境保護協力センター、柳州市人民政府、広西柳州鋼鉄集団などから指導者・幹部、専門家、学者らがテーマ別に意見を述べ、デジタル化・グリーン化協同応用、発展の動向について語り合った。また、地域と国の協同を促進する戦略的計画、及び政策の要点について説明が行われ、工業/農業・産業パーク、再生可能エネルギー、低炭素都市建設などの実践モデルを共有し、地域のデジタル化・グリーン化協同・協力のポテンシャル、コンテンツについて意見を交換した。

中国とASEAN加盟国の環境政策を巡る対話と交流の場である「中国-ASEAN環境協力フォーラム」は、中国生態環境部、広西チワン族自治区人民政府が共同で2011年から開催。今年で13回目を迎えた。同フォーラムは、社会各界を結び付けて生態環境協力への参加を働きかける権威あるルートと重要な懸け橋となっており、中国とASEAN加盟国の環境協力を促進する上で重要な役割を果たしている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)