車がないので「5キロのお米」を持って帰るのが大変です…2キロのお米にしたら割高でしょうか？お米をお得に購入する方法も教えてください。

2024年11月5日 19時10分

お米を購入した際に、「車がないため、お米を持ち帰るのが大変」と思う方もいらっしゃるでしょう。また、「お米が重いから、ほかの物が買えない」といったお悩みを抱えている方も、いらっしゃるかもしれません。2キログラムのお米だと持ち運びがしやすいですが、5キログラムと比べると割高かどうかも気になるところです。そこで本記事では、5キログラムと2キログラムのお米の価格差について、詳しく解説します。1ヶ月あたりのお米の消費量を基に、スーパーやインターネット通販の価格を比較しますので、ぜひ参考にしてください。

お米の購入場所

株式会社スカイベイビーズが2023年に実施した「お米のアンケート調査」では、お米の購入場所や入手経路について表1の結果が出ています。
表1

お米の購入場所や入手経路割合スーパー 61％家族・友人・親戚などからもらう 20％インターネット通販サイト 7％ふるさと納税サイト 5％生協などの宅配サービス 4％直売所 2％お米専門店 2％自分で栽培している 1％その他 1％

出典：株式会社スカイベイビーズソラミドごはん「お米のアンケート調査【2023年6月_女性200人、消費量や選び方、購入場所などの実態調査】」を基に筆者作成
アンケート結果によると、スーパーを購入先にしている方が61％で、半数以上を占めていることが分かりました。次いで多いのは、家族や友人、親戚などの身近な人からもらう方法です。
3番目からは1桁の割合となり、インターネット通販やふるさと納税サイト、宅配サービスなどが続きます。このように、自宅に届くスタイルが多い理由は、お米が重いため持って帰ることが困難な方もいるためでしょう。

2キログラムのお米と5キログラムのお米はどちらがお得か

ここからは2キログラムのお米と5キログラムのお米では、どちらがお得に購入できるのかを比較してみましょう。お米の消費量は、同アンケートで最も多かった「1ヶ月あたり3～5キログラム」に合わせて、5キログラムとします。
購入先は、最も多かったスーパーと、2番目に多かったインターネット通販を対象とします。

スーパー

あるスーパーで購入した場合のお米の値段は、以下の通りです（2024年11月現在）。

・2キログラムのお米1544円：1キログラムあたり772円
・5キログラムのお米3542円：1キログラムあたり約708円

スーパーで購入した場合、5キログラムのお米の方が1キログラムあたりおよそ64円安いことが分かりました。家族構成にもよりますが、1ヶ月に消費するお米の量を5キログラムとすると、2キログラムのお米の場合は2.5袋分が必要です。
2キログラムのお米（1キログラムあたり772円）を2.5袋購入した場合は3860円となるため、5キログラムのお米と比べると、1ヶ月あたり約318円高くつきます。

インターネット通販

インターネット通販では、2キログラム×2袋で3300円のお米や、10キログラムで6912円のお米など、さまざまな価格で販売されています。ここでは同じ種類のお米の価格を、キログラム別に比較しましょう。

・2キログラムのお米1512円：1キログラムあたり756円
・5キログラムのお米3564円：1キログラムあたり約713円
・10キログラムのお米6912円：1キログラムあたり約691円

インターネット通販で購入した場合も、スーパーと同様に2キログラムより5キログラムのお米の方が1キログラムあたりの価格は安いようです。また、1キログラムあたり換算で最も安いのは、10キログラムのお米でした。
なお、10キログラムのお米1袋と、5キログラムのお米2袋を比べると、10キログラムの方が216円お得です。1ヶ月分に換算した場合は、10キログラムのお米の方が108円安い計算になります。
スーパーにも10キログラムのお米は販売されていますが、5キログラムでも歩いて持って帰るのは大変なため、10キログラムはさらに難しいと考えられるでしょう。

2キログラムのお米は5キログラムのお米よりも割高である可能性が高い

2キログラムのお米と5キログラムのお米を比較したところ、2キログラムの方が割高である可能性が高いことが分かりました。スーパーで購入した場合と、インターネット通販を利用した場合のどちらも同様の結果となっています。また今回調べた限りでは、最もお得に購入できるのは、10キログラムのお米であることも分かりました。
5キログラムや10キログラムのお米を、歩いて持ち帰ることが大変な場合は、インターネット通販を利用するとよいでしょう。インターネット通販には、さまざまな価格のお米が販売されているため、選択肢も広がります。
ただし、当記事で参考にしたアンケートでは「家族で住んでいる回答者」の割合が多いため、あくまでも目安としてください。