トルコでインプラントの治療を受ける前のイギリス人女性(57)。歯周病で歯はボロボロだった(『Metro.co.uk 「Gran left with face full of bruises after spending £8,000 on Turkey teeth」(Picture: SWNS)』より)

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歯周病で歯がボロボロだったイギリス人女性が先月、トルコで安価なインプラント治療を受け、術後の顔の変化をTikTokに投稿したところ、大きな反響があった。女性の顔は腫れ、青痣ができて自分でも認識できないほどになっていた。英ニュースメディア『LADbible』などが伝えている。

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イギリス中部ダービーで病院の清掃係として働くヘイリー・デブラ・ポッターさん(Hayley Debra Potter、57)は10月初め、トルコで約157万円(8000ポンド)を費やして歯のインプラント治療を受けた。

歯周病で苦しんでいたヘイリーさんは、歯茎が腫れて膿がたまってしまう歯周膿瘍が原因で14年前から歯を失い始め、トルコに飛ぶ前には19本の歯が抜けており、または抜歯されていた。また、残っていた歯は黄色に変色していたため、彼女は自信を持てず、長い間歯を見せて笑うこともなかったという。

そこで、ヘイリーさんはトルコで歯の治療を受けることを決意し、アンタルヤにあるクリニックを見つけた。評判が良く、インプラントとブリッジの治療代は約157万円で、ヘイリーさんが調べたイギリスのクリニックよりも390万円(2万ポンド)ほど安かったことが決め手になった。

そして、トルコに到着した翌日、歯科医は残っていた13本の全てを抜歯し、10本のインプラントを埋め込んで骨移植を行った。

ところが術後、ヘイリーさんの顔は腫れ上がり、まるで人に殴られた後のような青痣ができ、自分で認識できないほどで、TikTokに動画を投稿すると大きな反響を呼んだ。

ヘイリーさんはトルコでの施術を振り返り、次のように語っている。

「手術中はずっと起きていたの。でも歯科医がとてもハンサムだったので、全く苦ではなかったわ。手術前はとても緊張していたけど、手術はスムーズに進み、満足しているわ。」

「術後は顔が腫れて青痣ができたけど、見た目ほど気分は悪くなく、1日目は鎮静剤と抗炎症薬を処方されていたから全く痛みを感じなかった。それに、ホテルにいた人たちは皆何らかの形成手術を受けていたので、手厚いケアを受けられたのよ。」

なお、ヘイリーさんは10月17日にイギリスに戻り、ブリッジやクラウンを入れられるまでの6か月間は入れ歯を装着しなければならないという。心配されていた青痣は、施術から12日後にきれいに消えたそうで、ヘイリーさんはTikTokで「青痣がひどかったのは、血液をサラサラにする抗凝固薬の影響で内出血が起きたから」と説明し、このように述べた。

「今はとても気分が良いの。しばらくは硬いものを食べることができないけれど、以前もそうだったから気にならないわ。それにこの治療は私の人生を変えてくれると確信しているし、鏡の前を通るたびに笑顔になるの。今は人生の中で最もよく笑っているわ。施術代のほかに約19万円(1000ポンド)の航空運賃が必要だったけど、それだけの価値があったのよ。」

ヘイリーさんは大満足だが、このニュースには以下のような感想が寄せられた。

「なぜトルコ? かなり痛かったのでは?」
「これは酷い。」
「私の歯科医は、歯周膿瘍の問題がある患者にインプラントは勧めない。彼女のレントゲンの写真を見るとかなり酷い。これではインプラントをしても長くもたないのではないか。」
「彼女はタバコを吸っているのでは? タバコをやめない限り、インプラントは持たないだろう。」
「彼女が満足しているのは良いことだけど、まだ治療が終わってないからね。結果は分からないと思う。」
「トルコでインプラントをしてダメになった場合、イギリスでは治療してくれないよ。」
「歯周病をしっかりと治療しないと、インプラントをしてもいい結果は出ないと思う。それにトルコに到着した翌日にすぐインプラントだなんて、怖いね。」
「私ならトルコで手術は受けないね。怖い話をよく聞くから。」
「安い治療には理由があるんだ。命を落とす人もいると聞くからね。」
「とても美しい。やって良かったと思うよ。」
「幸運を祈る!」

画像は『Metro.co.uk 「Gran left with face full of bruises after spending £8,000 on Turkey teeth」(Picture: SWNS)』『The Daily Star 「Gran lost 19 teeth and the rest were so yellow she had to have them all removed」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)