【侍ジャパン】プレミア12 開幕投手 巨人・井上温大を支える先輩・戸郷翔征

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井上温大(c)SANKEI

<2024年11月2日 侍ジャパン宮崎秋季キャンプ2024 4日目 @SOKKENスタジアム>

国際大会「プレミア12」に向け宮崎でキャンプをしている侍ジャパン。井端弘和監督(49)は2日、若き左腕に重役を託すことを決心した。

1次リーグ初戦となる13日のオーストラリア戦(バンテリンドームナゴヤ)に巨人の井上温大(23)を先発させると発表。

井端監督は「ここまで来たら内容じゃない。チームを勝たせるクライマックスのようなピッチングをしてほしい」と先日行われたクライマックスシリーズ・ファイナルステージでの井上のピッチング(6回1失点6奪三振)を評価したようだ。

井上は今季8勝に防御率2.76と成長株の23歳。伊藤大海(日本ハム)らの代表辞退を受けて追加選出されていた。

初めての代表に臨んでいる初日。緊張気味でアップを始めると井端監督が話しかけてきた。「初戦いくから」井上はこの言葉に頭が真っ白になったという。初の代表に加え開幕投手という重責。

そんな井上が「なくてはならない存在」と支えているのが同じ巨人の戸郷翔征(24)。

「ボールの対応から選手とのコミュニケーションまで何から何まで全部聞いている」という通り今合宿でもアップやキャッチボール、ランニングなど戸郷と共に行動している場面が目立つ。

思えば、戸郷自身も2023年のWBC前の代表合宿でダルビッシュ有にスライダーを教わったり、食事に誘われたりと初の代表で大先輩に助けられた。

その背中を観て学んだ戸郷がこの合宿では井上を支え、リーダーシップをみせている。

井上も世界一を経験している先輩投手の言葉ほど頼りになるものはないのだろう。今では「自分のピッチングで日本に勢いをつけられるようなピッチングをしたい」と日の丸を背負う覚悟はできているようだ。

井上と戸郷、巨人の若き2人の投手が日本代表を優勝への力となることは違いないだろう。