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 お笑い芸人・ほんこん(61)が2日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に生出演。27日に投開票された衆院選で大きく議席を減らした自民党総裁の石破茂首相らが「なぜ辞任しないのか」と、疑問を投げかけた。

 自民は裏金問題などが影響し56議席減、自公でも過半数割れという厳しい結果となった。

 ほんこんは、責任を取って選対委員長を辞任した小泉進次郎氏については「早めに引いて被害を大きくしないように…賢いやり方やなと思うけどね」と評し、「石破さんは居座る。はよ代わった方がええと思う」と言い放った。

 政治ジャーナリスト・青山和弘氏も、与党の大敗北で、常識なら石破氏は辞任するところだとした。「自公での過半数が勝敗ラインですし、何と言っても新しい総裁、総理になった。自民の論理で選ばれたから国民の真意を問いたいと言って、ある意味、すぐに選挙という賭けに出た。それで国民の信任を得られなかった訳だから、辞めるのが普通」と説明した。

 「でも、本人がまずは続けたい…と」と青山氏が語った石破氏続投の理由に、MCの東野幸治が「ちょっと待って、それおかしない?本人がやりたいからって…クラブ活動やないねんから」と失笑。青山氏も「そうなんですけどね。でも辞めなきゃいけないって法律はない」と苦笑いし、「自民も今新しい人にかえても、新しい人が少数与党を運営して、いつ不信任案が通るか分からない状況になるから、今は石破降ろしを本格化しない」と党内事情も付け加えた。

 ほんこんは「高市さんが(総裁に)なりゃあええと思うんですよ。高市さんが応援演説に行った人は40%当選してるのに、石破さんは総理で18%」と意見した。

 今後、自民は過半数にするために無所属議員の復党や野党からの議員の“一本釣り”作戦に出るというのが青山氏の見方。その結果「気づいたら過半数に戻ってたっていうこともあるかもしれない。それができれば石破政権は安定しちゃうかもしれない」と話すと、ほんこんは「ほな選挙って何なん!一本釣りずっとしとけや」と怒りを示し、スタジオゲストの大半の思いを代弁していた。