1日、米ミシガン州で集会を開いたトランプ前大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】米大統領選が目前に迫る中、主要テーマの経済を巡り、共和党候補のトランプ前大統領が有権者からの支持で優位に立つ。足元の米経済指標は堅調さを維持するものの、米メディアなどの世論調査では評価がさえない。コロナ禍を経て進行した物価高が尾を引き、民主党候補のハリス副大統領の足かせになっているもようだ。

 ロイター通信が10月下旬に行った世論調査では「経済、失業、雇用」への対策でトランプ氏が47%の支持を得て、ハリス氏の37%を上回った。米紙ウォールストリート・ジャーナルによる調査でも、経済運営に適した候補者としてトランプ氏がハリス氏に対するリードを8月時点から広げた。