見事なボレーシュートでネットを揺らしたジェズス Photo/Getty Images

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リーグカップ4回戦、プレストン・ノースエンド戦を3-0とものにしたアーセナル。快勝だったが、この試合で先制点を挙げたのは先発したFWガブリエウ・ジェズスだ。

ジェズスは24分にヤクブ・キヴィオルの頭での折り返しにハーフボレーできれいに合わせ、先制点を奪取する。33分にもイーサン・ヌワネリのゴールをアシストし、1ゴール1アシストの活躍を見せた。今季これまでゴールもアシストもなかったジェズスだが、ようやく数字に残る結果を出すことに成功した。

試合後、ミケル・アルテタ監督は、この活躍がきっかけとなりジェズスが本来の姿を取り戻すと期待している。

「とても嬉しい。彼は解き放たれたと思う。本当に嬉しそうに見えたよ。彼はパフォーマンスしているし、その姿勢はいつもあったが、ゴールネットの奥にボールを入れるという感覚が必要だったんだ」

ジェズス自身も手応えを掴んだようで、試合後にもっと得点を挙げることを誓うコメントを残した。

「1月以来のゴールだと言われると、とても長い時間がかかったと思う。もちろん、9カ月かかったし、(批判されることも)理解している。でも僕が先発出場を減らし、プレイ時間も減っていたことをみんなに理解してもらう必要がある。僕は(監督に)プレッシャーをかけているわけではなく、ただ本当のことを言っているだけだよ」

「しかし自分の実力からして、もっと得点を挙げなければならないタイプの選手だということも理解している。そうなりたいし、そうなるために一生懸命努力しているんだ。そして出場機会があるときはチームに貢献するよう努めるし、今はもっとゴールに集中していると思う」

9番を背負うジェズスにゴールが生まれはじめれば、アルテタにとってもチームにとっても大きな助けとなる。22-23シーズンに加入した頃は毎試合のようにゴールを挙げていたジェズスだが、今回の活躍は調子を取り戻すきっかけとなるだろうか。