バスの中から手を振る佐藤輝。左は井上(撮影・田中太一)

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 阪神の佐藤輝明内野手(25)が31日、秋季キャンプで若手からの積極的な姿勢を期待した。

 「あまり若い選手と触れ合う機会がないので、僕がチームのためにできることがあればやりたい。先輩に聞くというのは大事なので。野球だけじゃなくていろいろと聞いてもらえれば」と質問攻めを歓迎した。

 キャンプでは休日などに外食へ行く時間もある。後輩からの誘いがあれば「ウエルカムです」。藤川新監督からは「姿勢、背中でみせてくれ」と期待されており、グラウンド内外でプロ4年間の経験を還元していく考えだ。

 後輩にも気を配りつつ、個人のレベルアップにも励む。今季は両リーグワーストの23失策。甲子園の秋季練習では、個別の守備練習などで課題克服に取り組んできた。

 秋季キャンプでは特守にも取り組むことを明かし、「やることは多いと思うので。しっかり時間をとって練習したいと思います」。伊丹空港から高知県への出発前。意気込みを語る表情は引き締まっていた。