3番でラフからのアプローチショットを放つ脇元華

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 「日米女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第1日」(31日、瀬田GC=パー72)

 脇元華(27)=GMOインターネットグループ=が9バーディー、ボギーなしで大会コースレコードに並ぶ63をマーク。2位に2打差の単独首位発進とロケットスタートに成功した。

 直近2試合で同組となった畑岡奈紗や山下美夢有からスイング面で学びを得ると、ショット、パターともにかみ合った。ミズノクラシックの名称で行われていた04年大会の宮里藍やアニカ・ソレンスタムらに並ぶ大会記録。レジェンドたちに名前を並べる会心のラウンドに「めっちゃうれしい」と喜びを語った。

 今大会で優勝すれば、26年までの米女子ツアーのシード権を獲得できる。脇元にとって米女子ツアーは憧れの舞台。中学3年時にタイで行われたホンダLPGAを現地観戦したことが、プロを本格的に目指すきっかけとなった。

 これまでは「本当は(米女子ツアー挑戦を)考えているけど、なかなか日本で勝てないので。勝てずに行くと日本はたたかれやすい(笑い)。あまり大きい声では言えないけど」と米ツアー挑戦について公言していなかったが、絶好のスタートを切り「勝ったらアメリカにチャレンジしたい」とついに本音を明かした。