ロシアがジョージアで勝利、モルドバも同様に=ウクライナ大統領

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[30日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、西側諸国はロシアが旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で「勝利」したことを認めるべきであり、ロシアのレッドライン(越えてはならない一線)を越えることに反対する発言を西側がやめない限り、モルドバでも同じようなことが起きると述べた。

26日に議会選挙の投開票が行われたジョージアを巡り、選挙管理委員会は親ロシアの与党「ジョージアの夢」が54%近くの得票率になったとの暫定結果を公表。親欧州連合(EU)の野党勢力は結果に異議を唱え、外国の選挙監視団体などからは不正があったとの指摘が出ている。

ゼレンスキー氏は30日に公開された動画を通じ英語で「ジョージアではロシアが勝利したことを認識しなければならない。まずジョージアの一部を乗っ取り、次に政策と政府を変えた。そして今、(ジョージアには)親ロシア政権がある」と語った。

別の旧ソ連構成国モルドバでは、親欧州派の現職が50%以上の得票率を確保できなかったため、11月3日に大統領選挙の決選投票が行われる。

ジョージアとモルドバ両国の選挙は、欧州の道を歩むか、ロシアの軌道に戻るかの選択と受け止められ、西側諸国で注視されている。