ヤンキース・ジャッジ(提供・共同通信社)

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 「ワールドシリーズ、ヤンキース−ドジャース」(30日、ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が初回にお目覚めとなるワールドシリーズ初本塁打の先制2ランを放つと、四回には超美技で沸かせた。

 無死一塁からフリーマンが左中間への大飛球。ジャッジは全力疾走でボールを追うと、フェンス際でジャンプして好捕。フェンスに激突しながらもボールは離さず、球場は大歓声。「MVP」コールも巻き起こった。

 ジャッジが捕った打球は推定飛距離123メートル。大リーグ公式データサイトの「ベースボール・サバント」によると、ドジャーススタジアムなど21球場ではホームランとなる打球だった。

 ジャッジは昨年6月に守備でフェンスに激突し、右足親指を骨折。1カ月半も離脱した苦い経験がある中で、恐れずに飛んだ。身長201センチ、体重127キロの男がみせた世界一への気迫のプレーだった。