歯に衣着せぬ物言いで話題のカッサーノ氏 photo/Getty Images

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元イタリア代表で、ローマでも活躍したアントニオ・カッサーノ氏は、不調に喘ぐ古巣のイヴァン・ユリッチ監督に対し不満を抱いているようだ。

彼は『Viva El Football』の番組に出演した際に、その理由を語った。

まず初めにローマの新監督ユリッチの仕事ぶりについてこう発言した。

「ウディネーゼとの初戦を除く最初の37日間は最悪だった。彼は最初の試合では勝ったが、他の試合ではダメだった」

そして大敗したフィオレンティーナ戦については「彼らがこの試合に何を見ているのか理解できない」と述べた。

さらにカッサーノ氏は「ローマを率いるのに必要な地位を持つ監督がいる」と語ると、先日サウジアラビア代表監督の職を退いたロベルト・マンチーニ氏が適任だと指摘。強いローマの復活には、ビッグクラブを指揮しタイトル獲得経験のある監督が必要と示唆した。

ユリッチ監督については「私にとってマッツァーリのような存在だ。ローマには値しない」と語り、カッサーノ氏自身もワルテル・マッツォーリ監督の元で開花したように中堅クラブで選手育成に適している人物と見ていることを明かした。

また最後にダニエレ・デ・ロッシ氏の復職については「デ・ロッシはそれを受け入れてはならない。クラブに完全に責任がある」として反対している。

果たしてユリッチ監督は、チームを立て直すことができるのだろうか。次節トリノ戦の結果次第では解任されるとの噂もあり、その結果が注目される。