<動意株・28日>(前引け)=中外薬、プレミアG、ミスミG

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 中外製薬<4519.T>=急伸。一時10%を超える上昇で7600円台まで値を飛ばし、今月15日にマド開け急伸でつけた上場来高値7652円に肉薄する展開。同社が前週末25日取引終了後に発表した24年12月期第3四半期(1~9月)決算は最終利益が前年同期比26%増の2957億5800万円と大幅な伸びを達成、特に7~9月期は同41%増益と著しい利益成長を果たした。血友病治療薬や関節リウマチ治療薬などが海外で想定を上回る好調に推移し全体収益を押し上げている。これを受けて通期の見通しについて最終利益は期初見通しの3355億円から3880億円(前期比16%増)に増額している。今期の年間配当については従来計画の82円をいったん未定に変更しており、配当増額に対する期待も買い人気を助長している格好だ。

 プレミアグループ<7199.T>=急反発し年初来高値更新。前週末25日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高180億9200万円(前年同期比20.2%増)、営業利益40億5000万円(同46.6%増)、純利益27億7100万円(同34.3%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。ファイナンス事業で、自動車販売店の有料会員化による囲い込み活動が堅調に進捗しクレジット債権残高が順調に積み上がったほか、積極的な有料会員化が奏功し故障保証残高も増加した。カープレミアクラブの会費増加と各事業の費用低減効果により、営業利益以下の利益は大幅増益となった。

 ミスミグループ本社<9962.T>=切り返す。前週末25日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を3930億円から4012億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を460億円から491億円(同28.0%増)へ上方修正すると発表。あわせて配当予想の増額も明らかにしており、これらが好感されている。世界的な製造業を中心とする設備投資需要の緩やかな回復傾向が追い風。配当については中間配当を16円18銭から19円83銭へ、期末配当を20円44銭から20円59銭へ引き上げた。合計で年40円42銭(前期27円47銭)となる見通し。

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出所:MINKABU PRESS