エヌビディア、時価総額一時世界首位 アップル抜く
[25日 ロイター] - 米半導体大手エヌビディアの時価総額が25日、アップルを抜いて、世界首位となった。同社の人工知能(AI)向け半導体への旺盛な需要が株価押し上げに寄与している。
エヌビディアの株価は2%超上昇。LSEGによると、時価総額は一時3兆5300億ドルに達し、アップルの3兆5200億ドルを上回った。
ただ、終値ベースではエヌビディアが0.8%高の時価3兆4700億ドル、アップルが0.4%高の3兆5200億ドルと、アップルが抜き返した。
エヌビディアは6月にも時価総額で世界首位に立ったが、その後マイクロソフトとアップルに抜かれた。
マイクロソフトの時価総額は3兆1800億ドルだった。
エヌビディアの株価は10月に入ってから約18%急騰。22日には最高値を更新した。
AJベルの投資ディレクター、ラス・モールド氏は「より多くの企業が日常業務にAIを取り入れており、エヌビディアのチップに対する需要は引き続き強い」と指摘。「米国で大幅な景気低迷が回避されれば、企業はAI機能に対する多額の投資を続け、エヌビディアにとって良好な追い風となるだろう」と述べた。
投資家の注目は11月に発表されるエヌビディアの第3・四半期決算に向けられている。