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 ◇秋季高校野球 近畿大会1回戦 天理5―1和歌山東(2024年10月21日 ほっともっとフィールド神戸)

 天理(奈良1位)が和歌山東(和歌山2位)を破り、3年ぶりのセンバツ出場へ前進した。24年1月に就任した藤原忠理監督にとっては、就任1年目での甲子園出場へ近づいた。

 先発右腕の下坊大陸(りく、2年)が、8回2/3を3安打1失点と好投。打線は2回に相手の暴投で2点を先制。5回には2死からプロ注目の赤埴(あかはに)幸輝遊撃手(2年)がバント安打で出塁。次打者の時にランエンドヒットと失策も絡み、一塁から一気に生還するなど3点を追加した。赤埴は初回に初球を打って中前打するなど、1番打者として2安打1盗塁。

 「(初回は)データ的に初球にストレートが来るとわかっていたので、しっかり強いスイングをして相手にプレッシャーをかけようと思っていた」

 守備では内野の天然芝にも対応し、軽快な動きを見せた。ネット裏では広島や阪神などが視察し、巨人の柳舘俊スカウトは「打球への反応がいいし、足も速い。走攻守の高いレベルでバランスが取れた選手」と評価した。