2022年から全国で相次いだ「ルフィ」などと名乗る指示役による一連の強盗事件。当時、金沢市に住み都内で高齢女性が死亡した強盗致死事件など、6つの事件で起訴された男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。

事件当時、金沢市に住んでいた永田陸人被告23歳は一連の強盗事件で、強盗致死や強盗殺人未遂などの罪に問われています。

東京地裁立川支部で18日開かれた初公判で、永田被告は起訴内容を認めました。

検察「実行役として強盗事件など6つの事件に関わった」と指摘

検察側は「闇バイトを通して、実行役として強盗事件など6つの事件に関わった」と指摘。

一方の弁護側は永田被告について、「リーダー的役割を担っていたが、実行犯を監視する指示役が別にいた」などと従う立場だったと強調しました。

2023年1月、東京・狛江市の住宅で90歳の女性が暴行を受け死亡し、腕時計などが奪われた事件を巡っては、永田被告と同じく実行役だった白山市出身の中西一晟被告が、9月、一審で懲役23年の判決を受けました。