不敗神話は継続「大谷翔平が打てば負けない」投打がかみ合ったドジャースがリーグ制覇に王手をかける!

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大谷翔平 PHOTO:Getty Images

<2024年10月17日(木)(日本時間18日)MLB ニューヨーク・メッツ 対 ロサンゼルス・ドジャース @シティ・フィールド>

「大谷翔平が本塁打を打てば、負けない」という不敗神話は継続された。

大谷翔平(30)、山本由伸(26)がともに出場したナショナル・リーグチャンピオンシリーズ第4戦、ドジャースは大谷&山本の活躍でメッツ相手に10-2で快勝。リーグチャンピオンシリーズ制覇にリーチをかけた。

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最初に魅せたのは大谷だった。プレーボール直後の1回、先頭打者として打席が回ってきた大谷はメッツ先発のキンタナ(35)が2球目に投じたシンカーを完璧に捕らえると、打球は右中間へとグングンと伸びていき、そのままスタンドへ。ランナーがいない状況では22打数ノーヒットだった大谷がそのジンクスを破る先頭打者本塁打を放ち、ドジャースが1点を先制する。

しかし、メッツも粘る。ドジャース先発の山本から2番のビエントス(24)が153キロのストレートを捕らえて本塁打を放って同点に持ち込んだ。

思わぬ一発を喰らった山本だったがこの一発でギアが入ったのか、投球内容をここから修正してスライダーとカットボールを軸にした投球でアロンソ(29)、ニモ(31)を連続三振に抑え、2回も3つのアウトを全て三振に。2回までに5奪三振を記録するという好投を見せた。

山本の好投にドジャース打線も応え、3回には大谷の四球、ベッツ(31)のヒットなどで2死一、二塁のチャンスを作ると4番を打つエドマン(29)、さらにお祭り男のキケ・ヘルナンデス(33)の連続タイムリーで2点を勝ち越した。

だが、その裏。山本はヒット2本と四球などで1死満塁のピンチを迎える苦しい展開となったが、4番ニモをあわやゲッツーとなるかのセカンドゴロに仕留め、5番のマルテ(37)もショートゴロに打ち取り、併殺崩れの間の1点のみの失点にとどめる粘りのピッチングを見せた。

リードが1点に縮んだ4回、ドジャースは下位打線がつながり、1死一、二塁の場面でベッツがタイムリー2塁打で一気に2点を追加。ここでメッツ先発のキンタナをマウンドから引きずり下ろした。

その後、山本は安定した投球を見せて5回にリンドーア(30)から空振り三振を奪ったところで降板。4回1/3で72球を投げて2失点、8奪三振の好投でチームを勢いに乗せた。

6回、大谷がこの日3度目の四球で出塁した直後、ベッツが交代したばかりのメイトン(31)の高めのスライダーを捕まえて、レフトスタンドへの2ラン本塁打。8回にもエドマン、スミス(29)がそれぞれタイムリーを放ち、スコアを10-2としてその差を一気に広げてみせた。

山本降板後のドジャースはフィリップス(30)、トライネン(36)がそれぞれ2安打ずつを打たれるも、要所を締めてスコアボードにゼロを重ねていき、そのあともエンリケス(22)がメッツ打線を封じてゲームセット。ドジャースが大差で勝利してシリーズ制覇に王手をかけた。

大谷、山本の活躍で4年ぶりのリーグチャンピオンシリーズ制覇にあと1勝と迫ったドジャース。明日の試合で決めることができるだろうか。

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