Togetterオリジナル

写真拡大 (全2枚)

最近、公式HPの代わりに、Instagram(以下、インスタ)だけで店の情報を発信する飲食店が増えている。

そんな飲食店に対して、X(Twitter)ではユーザーから不満を漏らす声がよく拡散される。

インスタをHP代わりするラーメン屋を禁止してほしい

飲食店がHPの代わりにインスタを運用するメリットとしては

・HPを制作・維持するためのコストがかからない
・HPの運用よりも、インスタで料理の写真などを発信するほうが直接集客につながりやすい
・HPの運用にコストをかけるお金を、インスタの広告費などにあてるほうが集客の上で効果的
出典:Togetterオリジナル

といったものが挙げられる。

ところが、客にとってはインスタしかやっていないお店について、いろいろと不親切に感じるポイントがあるようだ。

例えば、あるXユーザーが投稿した「ラーメン屋が公式サイト代わりにインスタ使うの法で禁じることはできませんか」という嘆きが拡散された。

投稿者は「ラーメンのグラビアじゃなくてメニュー表が見たいんだ」と、インスタだけだと求めている情報にたどり着きにくい点を挙げている。

投稿を見た他のユーザーからは「インスタに試作のラーメン画像ばかり載せていて、レギュラーメニューが分からない店があった」「『写真はインスタで』とあったので見に行ったら、載せられているラーメンが全部カスタム盛り盛りの映えバージョンでわけがわからなかった」といった実体験とともに、共感する声が多数寄せられた。

このように、Xでは「インスタしかやっていない店への不満」が拡散されるケースが頻発している。過去の類似のTogetterまとめを辿ると、共通して挙げられているのは以下のようなデメリットだ。

・インスタだけだと「まず何県にある店なのか」すらわからない
・メニューの種類や価格といった情報にたどり着きにくい
・定休日・臨時休業といった営業状況がわかりにくい
出典:Togetterオリジナル

「インス夕にしか店の情報載ってなかったらじゃあいいやってなる」「そういう店って営業時間もよくわからないことが多いし、不定休だったり臨時休業が多かったりして、行こうとするだけで面倒くさくなる」といった声も少なくない。

中には「近所のタコス屋のメニューを知ろうと思ってインスタを開いたら、店員がはしゃいだり美味しそうにタコスをほおばってる写真しかない。こんなものを客が見たいと思っているのか」といった憤りに近い声まである。

Xユーザーの反応を見ていると、インスタの情報不足が客足を遠のかせる一因に十分なりうることが伝わってくる。

店の情報発信をインスタに集約している飲食店は、プロフィール欄に店の概要情報をしっかりと書いておく、料理だけでなくメニューの写真など具体的な情報も載せるといった対策を取ることを検討してみるのも良いかもしれない。