平壌で2024年6月19日、 晩餐(ばんさん)会に出席したロシアのプーチン大統領(左)と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記。ロシア国営メディア「スプートニク」提供=ロイター

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 ウクライナのゼレンスキー大統領は17日、「ロシア軍は1万人の北朝鮮兵士を動員する準備を進めている」と述べた。

 ウクライナの諜報(ちょうほう)機関から得た情報だとし、一部の北朝鮮の士官がすでにロシアが実効支配している地域で活動していると指摘した。

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 ゼレンスキー氏は、この日ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議に出席。会合後の記者会見でこの問題に言及し、ロシア軍が動員準備を進めている1万人の北朝鮮兵は、技術者などを含めた旅団のような形態だと語った。

 すでに占領地でロシア軍に加わっている北朝鮮兵士の数についてはわからないとした上で、「ロシア軍は大きな損失を受けているが、国内世論は動員に反対している。そのギャップを埋めるために、北朝鮮兵士を巻き込んでおり、深刻な緊急事態だ」と述べた。(ブリュッセル=牛尾梓)