7回、筒香を迎え降板する戸郷(撮影・佐藤厚)

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 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、巨人0−2DeNA」(16日、東京ドーム)

 4年ぶりのリーグ制覇を果たした巨人はCSファイナルSの開幕戦で痛恨の黒星発進。下克上を目指すリーグ3位・DeNAに敗れ、アドバンテージを含めて1勝1敗のタイとなった。

 先発した戸郷は6回1/3を投げ、6安打2失点で黒星を喫した。

 初回、2死一、二塁のピンチはしのいだが四回だった。先頭・佐野に右翼越えソロを浴びて先制点を献上。「一発を与えたのがダメージがでかかったですし、いい流れを作れなかったので申し訳なかったです」と肩を落とした。フォークを狙い打たれた形に「立ち上がりから不安でしたけど、そこの不安がホームランにつながった。悔いが残る一球になった」と唇をかんだ。

 打線の援護に恵まれない中、先発として試合を作った。七回1死一、三塁のピンチで降板。交代を告げる阿部監督から耳打ちされた場面について「最後、6戦目に投げる可能性があるので、そこの話もされました」と説明。21日に第6戦が開催された場合、中4日で登板に備える予定で「チームが3連勝すれば一番ですし、投げる番が来たら次はしっかり抑えられるように準備したい」とリベンジを胸に秘めた。