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 ◇パCSファーストS第3戦 ロッテ2―5日本ハム(2024年10月14日 エスコンF)

 スタンドのファンにあいさつを終えたロッテ・吉井監督は、ファイナルS進出を決めた敵将の新庄監督に歩み寄り握手を交わした。先勝しながら2連敗での終戦。吉井監督は「勝たせることができなくて申し訳ない。自分の采配が至らなかった」と責任を背負った。

 3戦連続で先制も、いずれも打線は2点止まり。初戦こそ佐々木の力投で逃げ切ったが、この日は先発・種市が2―2の7回2死一、二塁で水野に右中間に決勝の2点三塁打を浴びた。逆転負けを喫した第2戦で指揮官は先発の小島を2―0の7回の頭から代えなかったことを敗因に挙げていたが、この日も種市続投が裏目に出た。

 球団は2年連続Aクラス入りの手腕を評価し、試合後に続投を正式要請。吉井監督も承諾した。就任3年目の来季に向け「昨日や今日みたいなゲームを勝ち切れるチームにしていきたい」と誓った。(大内 辰祐)