1回、生還したフリーマンを抱きしめるベッツ(ロサンゼルス・ドジャース提供)

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 「ナ・リーグ・優勝決定シリーズ、ドジャース9−0メッツ」(13日、ロサンゼルス)

 ドジャースのフレディ・フリーマン内野手が初回に激走を見せた。

 1死一塁から四球を選んで出塁すると、T・ヘルナンデスも四球を選んで得点圏に進んだ。2死後、マンシーの中前打で二塁から一気にホームを目指したフリーマン。だが右足首を痛めている影響で自ら止まることができず、最後は先にホームインしていたベッツに抱きかかえられる形になった。

 その瞬間、2人は満面の笑み。大谷も三塁ベンチで両手を広げて絶叫していた。地区優勝を決めたパドレス戦で一塁へ駆け込んだ際に右足首をねんざ。地区シリーズではスパイクの上からテーピングで固定しながら強行出場し、チームを奮い立たせていた。

 フリーマンの姿勢に触発されたのか、打線は着実に得点を積み重ね、最終的に9得点でメッツに快勝。ワールドシリーズ進出へ、投打がガッチリとかみ合って初戦を制した。