『東レ PPO テニス 2024』ダブルス出場選手決定! 柴原瑛菜ペア、加藤未唯ペアに注目
『東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024』が10月19日(土)~27日(日)、東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園テニスコートで開催される。開幕が迫る中、ダブルス出場選手が決まり、大会はいよいよ熱気を帯びてきた。
注目の日本人選手では、柴原瑛菜(女子ダブルス世界ランキング33位)&ラウラ・シゲムンド(同14位、ドイツ)ペア、加藤未唯(同36位)&ナディア・キチェノック(同37位、ウクライナ)ペアが出場する。
柴原は現在、シングルスに力を入れており、9月30日~10月6日に行われた『W75ランチョ サンタフェ』で準優勝した。米国の新進気鋭の16歳、イバ・ヨビッチに敗れたものの、存在感を示している。11月開催の国別対抗戦『ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ・ファイナル』の日本代表入りを辞退してまで、個のレベルアップを目指している柴原が、本来の主戦場であるダブルス出場となる有明で、どんなプレーを見せてくれるか見守りたい。
相方となるシゲムンドは、今年6月の『全仏オープン』混合ダブルス、エドゥアル・ロジェバセラン(フランス)と組んで、優勝を果たしている。9月の『タイ・オープン2』女子シングルス2回戦では、4時間9分に及ぶ激闘を制するなど、36歳という年齢を感じさせない。柴原とのペアで狙うのは、もちろん、優勝だ。
加藤は、昨年の『全仏オープン』混合ダブルスでティム・プッツ(ドイツ)と組み優勝した。同大会では女子ダブルス3回戦で、プレーが途切れたタイミングで相手コートへ返したボールがボールガールを直撃し、危険行為との判定で失格していた。その辛さをはね返しての戴冠は、まさに成長の証しと言える。
今年は、ナディア・キチェノックと組んで『全仏オープン』女子ダブルスに出場、8強入りを果たすなど、世界のトップ戦線で活躍を続けている。本大会でも躍進が大いに期待される。
ほかには、昨年の『全米オープン』女子ダブルスを制しているエリン・ロウトリフ(ニュージーランド・同2位)&ガブリエラ・ダブロウスキ(カナダ・同3位)ペアの出場も決まった。また、ワイルドカード(主催者推薦)で青山修子(同42位)&穂積絵莉(同59位)ペアの出場も決定している。
世界トップレベルの戦いを見られる『東レPPOテニス』。ぜひ、会場で、生で観戦し、その魅力に浸ってほしい。
※世界ランキングは2024年10月7日付