左ウイングバックからシャドーへポジションを移してプレーした三笘。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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[北中米W杯アジア最終予選]日本 2−0 サウジアラビア/10月10日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム

 日本代表は現地10月10日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第3節で、グループC最大のライバルであるサウジアラビアとアウェーで対戦。14分にMF鎌田大地のゴールで幸先よく先制すると、81分にCKから途中出場のFW小川航基が追加点を奪い、2−0で快勝を収めた。

 この試合で、3−4−2−1の左ウイングバックで先発した三笘薫は、63分に鎌田と交代で前田大然が投入されて左ウイングバックに入ると、鎌田がプレーしていた左のシャドーにポジションを移した。

 サッカーダイジェストWebの記事によれば、この“配置転換”に インターネット上では「新しいな」「三笘がシャドーとは珍しい」「大胆やん」「奇策かよ」「不思議な代え方するね」「森保チャレンジャーだなあ」といった声が上ったという。
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 三笘はこのコンバートについて、「最初から言われてるわけではないですけど、前もやってましたし」とコメント。問題はなかったと強調した。

「大然は守備で戦える選手なので、一緒に入ったことでやりやすくなりましたし、ボールに行かなくてもいいシチュエーションだったので。最後は試合展開も落ち着きましたけど、ある程度予想できたところはありました」

 日本が誇るドリブラーは「アウェーで勝点3は素晴らしいと思いますし、しっかりと次に切り替えて、(15日のオーストラリア戦で)勝点3を取れれば、より大きな勝点になると思います」と次戦を見据えた。

 三笘の言葉通り、ハイプレスが売りで、スピードがあってカウンターも狙える前田はクローザーとしてはうってつけだ。

 今後も、このような交代パターンが見られるかもしれない。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)