西口文也新監督率いる西武が異例の「短期休養」で最下位からの巻き返しへ 休みはわずか5日、15日から練習再開へ
西武は9日、楽天との今季最終戦の試合後に仙台市内で会見を開き、渡辺久信ゼネラルマネジャー（GM）兼監督代行（59）が退団すると発表した。成績不振のため休養中の松井稼頭央監督（48）も退団する。後任として西口文也2軍監督（52）が昇格することも発表された。11日に記者会見が開かれる。
チームは15日から練習を再開する。通常なら10日間程度となるシーズン終了後の休養はわずかに5日間となる。今季は歴史的な不振に陥り、3年ぶりの最下位に沈んだライオンズ。異例の日程で巻き返しへの再スタートを切る。
渡辺監督代行は退任会見で「この秋からの練習っていうのもすごく大切。ある意味、私にとったらもうかわいい子どもみたいなもんなんで。その選手たちがつらいシーズンを戦って、このシーズンが将来的に、数年後か来年か分かんないですけど、この1年の悔しさっていうのがあったから、チームが強くなれたと思ってもらえるぐらい、しっかりこれからやってってほしい」とも話した。
責任を背負い球団を去る大功労者の思いも胸に、ライオンズは新たな時代に向かう。
