場内を一周し、スタンドの声援に応える今江監督

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 「楽天2−2西武」(9日、楽天モバイルパーク)

 楽天はレギュラーシーズン最終戦を引き分け、67勝72敗4分けの4位で終えた。今江敏晃監督は「1年間監督をさせていただいて、非常に勉強になり、いい経験をさせてもらった」と振り返った。

 今季は“くすぶっている中堅選手”と表現した選手の飛躍を求めた。その中で投手では、4年目の早川が自身初の2桁勝利。確実にエースへの階段を昇った。さらに同期入団の藤井も2桁勝利。野手では小郷が12球団唯一のフルイニング出場。同学年の辰己は最多安打のタイトルも獲得。6月には球団史上初となる交流戦優勝も飾り「収穫がたくさんあった」と話した。

 ただ、シーズン終盤は大型連敗を喫するなど、ここ数年同様、大事な試合で勝ちきれず。3年連続での4位に終わった。指揮官は「野手もそうだけど、とにかくピッチャーの底上げが一番大きな課題。もっとハイレベルな競争をしていかないと、Aクラス入りは難しい」と語った。