Shoon Naing Poppy McPherson

[4日 ロイター] - 内戦が続くミャンマーで和平に向けた地域的な取り組みが進まない中、危機の打開に向けてインドネシアが国連、ミャンマーの民主派政治組織「挙国一致政府(NUG)」を交えた国際会議を主催することを決めたことが分かった。情報筋によると会議は2日間で、他の出席者には東南アジア諸国連合(ASEAN)、欧州連合(EU)が含まれる。

ミャンマーでは2021年2月のクーデターで権力の座に就いた軍事政権が民主化デモを弾圧したのを発端に、大勢の犠牲者が出ている。

ある外交筋は、NUGが協議のためにインドネシアにいることを認めた。第3の情報筋は、国連がミャンマーに関する特別会合に出席していると述べた。

第4の情報筋は、ミャンマー危機に関して「利害関係者」が出席する会議がインドネシアで開かれていると明らかにした。

これらの情報筋は、他の出席者や議論されている和平案についての詳細は明らかにしなかった。

会議に関する質問にインドネシア外務省のロイ・ソエミラット報道官は、ミャンマー危機に関するASEAN代表者間の協議が計画されたと表明したが、出席者や会談のスケジュールに関する詳細については言及しなかった。

ミャンマーの軍事政権、ミャンマーとインドネシアに駐在する国連、EUの代表団にコメントを求めたものの、いずれもすぐには返事がなかった。

NUGの広報担当者は、コメントや会議についての情報提供を拒否した。