プロが教える「フリマアプリで売れやすくする」コツ。大きな不用品も無理なく手放せる
場所をとるけど捨て方に悩む、大きな不用品。ここでは、タンスや家電、ソファなど、大きな不要品を上手に手放すおすすめの方法と、フリマアプリを使う場合の流れについて、片づけのプロ・大津たまみさんに教えてもらいました。
大きな物は手放し方をよく見きわめて
自宅や実家の片づけ、遺品整理などで出た、不要な大物家具や家電。フリマアプリに出品したり、まとめて業者に回収してもらうなど、手放す方法はさまざま。状態のよいものなら、買い手がつくケースも。
「ただし、大物を手放すにはそれなりの手間がかかることも多いので、どのくらい手間をかけられるか、手放したいものの状態などによって、方法を考えて。大物を手放すと、家事の動線がよくなり、家の中が快適に。安全性も高まるなど、メリットは大きいですよ」と話すのは、掃除と片づけのプロ・大津たまみさん。
そこでまずは、自分に合った手放し方をチェック。手放したい時期、お金や手間をかけられるかなど、あなたの気持ちにより近いのはどれでしょうか?
●すぐに処分したいわけじゃない→フリマアプリ
写真撮影、買い手とのやり取り、梱包、発送などの手間をかけられる人向き。買い手がつけば、ほかの方法に比べて高く売れる傾向があります。
●すぐに処分したいけど手間をかけたくない→回収・買い取り業者
家に来てまとめて回収してもらえるので、忙しい人や手間をかけたくない人向き。料金はやや高め。ものによっては買い取ってもらえるケースも。
●お金と手間をかけてもすぐに処分したい→クリーンセンター(ごみ処理施設)
自治体ごとのクリーンセンターは、自分で持ち込んで分別する必要があり、時間と体力が必要。料金は回収業者と比べてかなり安いです。
●手間をかけてもすぐに処分したいけど、少しはお金にしたい→リサイクルショップ
ブランド品や状態のよい物なら、リサイクルショップに持ち込んでも。買取金額は低めでも、捨てずにだれかに使ってもらえるのは利点。
フリマアプリで手放すメリット・デメリット
フリマアプリで大きな物を手放すメリットは、手軽に出品でき、高値で売れる可能性があること。デメリットは、売れるまでに時間と手間がかかることです。
●フリマアプリで売るおすすめは中型のもの
発送や梱包のしやすい、折りたためるアウトドア用品やベビー用品などがおすすめ。家具ならイスなど、大きすぎないものが向いています。
売れやすくするコツも!フリマアプリでの手放す手順
フリマアプリで手放す手順や押さえておきたいポイントも紹介します。
●写真を撮るときは、いろいろな角度から
明るい場所で、正面だけでなく四方から撮影。詳細や傷などがわかるカットの撮影も必須です。商品のブランド名や買った時期・状態、特徴などをわかりやすく、正直に書いて出品を。
<説明に入れておくべきこと>
・サイズ(縦・横・高さ・奥行)
・状態(欠陥や傷の有無)
・使用期間
・特徴(色、型番、メーカーなど)
<キャッチーなタイトルと適切な価格がカギ>
「新品」「美品」「セール」など、キャッチーなタイトルをつけて注目度アップ。事前にリサーチし、適切な金額をつけることも重要です。
●値段にこだわるならメルカリで売る
登録人数が多いメルカリなら、比較的高値で売れる可能性が。「梱包・発送たのメル便」を利用すれば、集荷・梱包・搬出を業者におまかせできる。200cmサイズのもので、送料は5000円。
ただし、大物は送料が高くつくため、売り上げを圧迫してしまうことも。送料を出品者負担にするかどうかも含め、必ず事前に確認してから価格設定を。
●手間を省くならジモティーで引き取り
大物をフリマアプリで売る場合、梱包や発送の手間が大変。直接会って渡す「ジモティー」なら、そうした手間を省けるので、大物の取引には向いています。無料で譲る方法もあり。
自宅での受け渡しは避け、人目のある安全な場所を指定しましょう。また、簡単に名前や住所を特定できる情報を公開するのは避けて。