10月シリーズのメンバーについて語った森保監督。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本サッカー協会は10月3日、北中米ワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア戦(同10日)、オーストラリア戦(同15日)に挑む日本代表のメンバー27人を発表した。

 9月シリーズからの変更は3人のみに留まったなか、最大のサプライズは、今夏に移籍したインドランド2部のブラックバーンで早くも4ゴールと結果を残しているFW大橋祐紀の初招集だろう。

 森保一監督は、すでに28歳のストライカーを初選出した理由について、「同じ力を持っているのであれば、若い選手を招集するというのも考えられるかもしれません」と切り出し、こう言葉を続けた。
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「すでに28歳ということで、ワールドカップやその先を見据えた時に、招集されるというのはなかなかこれまでやってきたことではないかもしれませんが、そうでもないところも我々は見てきている。いろんな選手を知っていただければと思います」

 指揮官は「若手であれ、べテランであれ、明らかに結果を出している、存在感を発揮しているということであれば、誰にでもチャンスある」と強調した。

 数字を残していれば、年齢は関係ない――。これまで代表経験のない他の選手にも励みになる選出と言えるだろう。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)