「3歳と0歳を連れて行ったディズニーランド。雨で濡れたままバスを待ってたら、後ろの若いカップルが...」(山口県・30代女性)
シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Uさん(山口県・30代女性)
その日、Uさんは幼い娘と息子を連れてディズニーランドに遊びに行っていた。
しかし、夕方になる前に雨が降り出し、急いで帰ることになって......。
<Uさんの体験談>
3歳の娘と0歳の息子を初めてディズニーランドに連れていった時のお話です。
朝は晴天だったのですが、午後3時半頃から急に雷雨となりました。
雨具を持ってきていなかった私は、雷雨を怖がる子供2人を抱えて必死に走り、退園したのですが......。
凍えて震えてバスを待つ娘に...
バス乗り場にたどり着き、屋根があるバス停でホッとしたものの、季節は1月。
息子は抱っこ紐ですやすや寝ていましたが、びしょ濡れになった娘はガタガタと震えだしました。
遠方だったこともあり、雨具もなければアウターの替えもなく、カイロなども持ってきていなかったため、必死に背中を撫でながら、「もうすぐバスが来るからね。ホテルで暖まろうね」と声をかけていました。
すると、後ろに並んでいた10〜20代くらいのカップルが「良かったらこれを使ってください」とカイロを渡してくれたのです。
親の私の準備不足で娘に凍える思いをさせたことで落ち込んでいましたが、そのカップルの優しさにとても救われました。
さらに彼氏さんが自分のアウターを脱いで娘に着せてくれて、さらに「もうすぐだよ、頑張れ」と励まし、温めてくれました。
「お姉ちゃんが温かいのくれたね」
雨でびしょ濡れの見知らぬ子にそこまでして下さったことを思い出すと、未だに感謝で涙が出てきます。
何度「ありがとう」と伝えても伝えきれません。
2024年1月13日土曜日、ディズニーランドからバスで蒲田駅方面に向かって帰っていたお2人、本当に本当にありがとうございました。
お2人の優しさが、涙が出るほど嬉しかったです。
娘はあの時のことをしっかり覚えており、「お姉ちゃんが温かいのくれたね。お兄ちゃんがぎゅーってしてくれたね。」と話しています。
娘と息子がお2人のような人間になるよう育てていきます。
あの時はありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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