(写真提供:宮内庁)

写真拡大

10月1日、自民党の石破茂総裁(67)が第102代の首相に就任し、正式に石破内閣が発足した。安定的な皇位継承のあり方をめぐる国会の議論の行方にも注目が集まるなか、皇室周辺では騒々しい事態が起こっていたようで――。

「ネット上で皇室関連を題材にしたサイト『菊ノ紋ニュース』をはじめ、『菊のカーテン』『皇室新聞』といった複数のサイトが、9月下旬までに一斉に閉鎖されたのです」(皇室担当記者)

一体、どのような記事が配信されていたのだろうか。

「独自に取材をした形跡はなく、新聞や週刊誌などのメディアが報じた皇室関連の記事を切り貼りした上で、センセーショナルな見出しをつけた記事を配信していたのです。理念などは基本的になく、“とにかくアクセスを稼げればいい”というスタンスで知られていました。

最近は秋篠宮家に関する明らかなフェイクニュースを多数配信しており、一部では問題視されていました。ただ今回、一斉に閉鎖されたので何らかのトラブルが起こり、閉鎖を余儀なくされた可能性もあるのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)

実際に9月に入ってからも、ほぼ毎日のように記事が更新されていたが、ほとんどが新聞や週刊誌の見出しや記事をそのまま転載したものだった。

いっぽうサイトの閉鎖危機は、これまでもあったようだ。

「菊ノ紋ニュース」では’20年12月8日に、「“宮内庁の圧力”が『当サイト』に 言論弾圧に抗議します」との見出しで、こう主張していた。

《本日、正午前後過ぎから、外部より圧力がかかりサーバー側判断で本HPのアクセスが遮断されてしまいました。このような姑息な手段を使い言論サイトを締め付ける「高輪の魔女」「赤坂の魔女」に強く抗議いたします》

とはいえ、以降もサイト運営は継続していたようだが……。サイトの動向を注視していた人もいたようで、Xでは突然の閉鎖に驚く声が上がっている。

《昨日、久々に菊の紋ニュース開いたらページが存在していませんでした》
《菊のカーテン、菊の紋ニュース アクセスできなくなってる 自分だけ?》
《嘘を流している事をわかっている証拠ですよね? 嘘じゃなかったら消す必要ないもの》
《『皇室新聞』ならびに『菊の紋ニュース』が、閲覧できなくなりました。何かしら、抑制されているのだろうか?》