睡眠の質を向上させるためには五感で心地よさを味わうこともポイント! 音楽やアロマを活用することで、緊張がほぐれ睡眠の質も高まります。ここでは、医師・白濱龍太郎先生、整体師・永井峻さん、快眠セラピスト・三橋美穂さんの3名に、リラックスして睡眠前の時間を過ごせるアイデアを教えてもらいました。

五感で心地よさを味わって緊張をほぐす

音楽や香りなどを活用して睡眠環境を整えれば、快適に眠れて睡眠の質が高まります。「環境音楽をかけ、快眠をテーマにしたアロマのブレンドオイルなどを使っても。五感で心地よさを味わうようにすると脳の緊張がほぐれ、ぐっすり眠りやすくなります」(白濱先生)。

「一般によく使われるアロマオイルのなかでも、睡眠によいとされるものを紹介。それぞれの効能は少しずつ違いますが、基本的には好みの香りを使えばOK。入浴時にバスソルトなどに混ぜて使うのもおすすめです」(三橋さん)。

スローテンポで歌詞のない音楽でリラックス

就寝前の音楽は、スローテンポで歌詞のないものを。「歌詞を聞くと脳の言語野が刺激され、内容を考えてしまいます。波の音や川のせせらぎを取り入れた音楽がベスト」(三橋さん)

●心地よく眠るために開発された音楽

60分間サウンドが途切れず、最初は心身をリラックスさせる音からまどろみの状態へ、さらに深い眠りへと誘導する構成に。

・究極の眠れる音楽/Mitsuhiro 監修 三橋美穂¥1980(デラ)

●なじみのある音楽をオルゴールの音色で

クラシックの名曲から、耳なじみのよいスタンダードナンバーまで、ゆったりとしたテンポとオルゴールの音色で心身をほぐします。

・眠りに誘うオルゴール/監修 三橋美穂¥2200(デラ)

眠りに効くアロマの香り

アロマを上手に取り入れるのも快眠のポイント。三橋さんセレクトの眠りに効くアロマの香りをご紹介してきます。

●ゼラニウム

ローズに似たフローラルの香りで、情緒の安定や女性ホルモンを整える作用が。イライラやほてりで眠れないときにおすすめ。

●ラベンダー

さわやかなフローラルの香りで、深いリラックスや安眠の作用が期待できます。頭痛や筋肉痛、生理痛などの痛みにも効果あり。

●オレンジスイート

果実の甘い香りで、気持ちを明るくしてくれる作用が。心配事があったり、クヨクヨして眠れないときに効果的。

●暑くて寝苦しい日はミントをプラス!

清涼感のあるミントは、単独だと覚醒しやすくなるものの、ほかの3つの香り2滴に対し1滴加えて使えば、涼しく感じて快眠に。

●タオルにつける方法なら簡単!

アロマオイルを直接肌につけるのはNG。「ディフューザーなどを使ってもよいのですが、タオルに数滴たらし、目のあたりにのせれば手軽に取り入れられます」(永井さん)