タイのYONLAPA、台湾のElephant Gymがビルボードライブに初登場「Billboard Live YOKOHAMA」10月の注目公演をピックアップ
国籍・ジャンル問わず、日々さまざまなステージが繰り広げられ、料理やお酒を楽しみながら音楽に浸れる世界基準のライブレストラン・Billboard LiveYOKOHAMA。SPICEでは、毎月注目公演をピックアップして紹介。 2024年10月は、タイ発の4人組インディポップ・バンドのYONLAPA、台湾・高雄出身のスリーピース・バンドのElephant Gymなど、話題のステージが続々!
■10月14日(月)
Elephant Gym “The Hidden World” Billboard Live
台湾・高雄出身のスリーピース・バンド、Elephant Gymが初登場。2012年結成、感情的でメロディアスなベースラインを中心に据えながら、優しく包み込むギターやピアノとドラムのアンサンブルで、洗練された楽曲構成のセンスや高いテクニックを見せつけ、シーンで頭角を現す。初期はスリーピースのバンドサウンドによるインストゥルメンタルを基調としながらも、現在はジャンルや音楽的枠組みを超過し、自ら歌を歌うことや多様なアーティストとのコラボレーション、近年はライブにもホーンセクションを導入するなど、幅広い音楽性を体現。
本公演でも一部楽曲で、ホーンアレンジとプレイヤーを迎えたスペシャルな演奏を予定している。ワールドワイドに活動を展開する中で、ここ日本でもツアーを行うほか、2022年には【フジロックフェスティバル】での熱演が記憶に新しく、数々のフェスへ出演してきた。さらに、2024年6月、台湾のグラミー賞といわれる〈Golden Melody Award(金曲奨)〉にて、デビューEPから10年の節目にあたる2023年にリリースしたアルバム『WORLD』が審査員賞を受賞。同作は亀田誠治(東京事変)、TENDRE、?te(Whyte)やYILE LIN(林以樂)といった国内外のコラボレーターが多数参加したことも話題を呼んだ。新たな挑戦を続けながら、しなやかに躍進するバンドの現在地を目撃してほしい。
■10月15日(火)
akiko with 谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)
名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとしてデビュー以来、ジャズの枠組みにとらわれることなく、様々な音楽を吸収しながら自身の感性で創作を続けるジャズシンガーakiko。最近では、今秋公開予定の映画『徒花』の音楽プロデュースを担当、作品の世界観にインスパイアされた新譜のリリースも予定されている。そんな彼女が、今年デビュー35周年を迎える東京スカパラダイスオーケストラのバリトン・サックス奏者 谷中敦とともにオン・ステージ。自身のバンド活動のみならず、幅広く音楽に精通した谷中氏が選曲・プロデュースするジャズやブラジル、映画音楽の名曲の数々や、普段なかなか見ることができない谷中氏が歌うジャズナンバーも聴きどころ。ワールドワイドに活躍する二人が彩る極上のサウンドと、卓越したパフォーマンスを全身で体感するプレミアムな一夜を、ぜひお見逃しなく。
■10月21日(月)
Erino Yumiki 15th Anniversary Special Live
featuring 大樋祐大(SANABAGUN.)& YUNA(ex CHAI)
with Special Guest ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)& いつか(Charisma.com)
今年デビュー15周年を迎える、ギタリスト・弓木英梨乃がビルボードライブ横浜に登場。中学1年生の時ビートルズに衝撃を受けギターを始めた彼女は、その後オリジナル楽曲制作を開始し2009年10月にデビュー。以降ギタリストとして精力的な活動を行い、2013年夏にKIRINJIに加入し約8年間に渡り活動。2021年より約2年間海外の音楽大学への留学を経て、現在はソロプロジェクトやアーティストのサポートをはじめ、YouTubeでの動画投稿を通じて、テクニカルかつ、時に激しいギタープレイがネット界隈・音楽業界で注目を浴びている。今回のビルボードライブのステージにはキーボーディスト・大樋祐大(SANABAGUN.)、ドラマー・YUNA(ex CHAI)を迎えてパフォーマンスを披露する。さらに今回の公演には、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)、いつか(Charisma.com)のゲスト出演が決定。グルーヴィーなサウンドが鳴り響くスペシャルな一夜をお見逃しなく。
■10月23日(水)
YONLAPA at Billboard Live YOKOHAMA 2024
タイ第二の都市チェンマイ出身の4人組インディポップ・バンド、YONLAPAがビルボードライブに初登場を果たす。ボーカルのNoinaがシンガー・ソングライターとして活動を始め、その後メンバーが加わりバンド形態に。2019年11月にリリースした楽曲「Let Me Go」がYouTubeで400万回再生を超えるなど、コロナ禍以降におけるタイのインディ・シーンで頭角を現し、若手最注目バンドとして国内外の音楽ファンから支持を集めている。2020年には待望のデビューEPをリリースし、2022年夏のジャパン・ツアーではnever young beachやDYGLと共演を果たした。2023年、1stアルバム『LINGERING GLOAMING』をリリース、同作を引っ提げて再びジャパン・ツアーも開催し、STUTSやDENIMSらと共演。さらに2024年5月にも日本のライブハウスを巡り、青山月見ル君想フで行われた東京公演2daysをソールドアウトさせるなど、日本国内での確かな人気を証明してみせた。韓国や台湾などアジア各国でユニークなインディ音楽が注目を集めるなか、タイのシーンを牽引する新鋭4人組の貴重なクラブ公演をお見逃しなく。
■10月28日(月)
ADOY×Whyte at Billboard Live YOKOHAMA 2024
アジア各国で独自の音楽シーンが形成され、グローバルな飛躍を見せるアーティストも増えてきた昨今、こうしたムーブメントを牽引する韓国と台湾から二組のアーティストの来日公演が決定。韓国からは4人組シンセ・ポップ・バンドADOY、台湾からは新星R&BシンガーWhyte(壞特 ?te)がビルボードライブ横浜のステージに立つ。2017年にデビューEPをリリースしたADOYは、BTSが大賞に輝いた『ソウルミュージックアワード2019』で<審査員特別賞>を受賞、アジア各国や欧米でのライブも成功させるなど、“K-POP”とは一線を画す近年の“K-INDIE”の活況を象徴する存在。80年代のエッセンスを感じさせるメロウな浮遊感を漂わせつつ、幅広いリスナーの耳を捉えるモダンで洗練されたポップサウンドが支持を集めている。
一方、ジャズやソウルをルーツに持つWhyteは、2023年の2ndアルバム『Way out』が台湾のインディ音楽アワード『Golden Indie Music Awards』で<ベスト・オルタナティブポップアルバム賞>を受賞。同じく台湾のElephant Gymが今年リリースした4thフルアルバム『WORLD』への参加も記憶に新しい。そのスモーキーで温かい歌声と心地よいジャジー・サウンドの組み合わせは親密なクラブ空間に映えること間違いなし。気鋭の二組による貴重な来日公演となる。
※ステージごとに出演アーティストが異なります(1stステージ:Whyte/2ndステージ:ADOY)