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 ◇東京六大学野球秋季リーグ戦 第2週第2日 立大7―4法大(2024年9月22日 神宮)

 2回戦2試合が行われ、立大が7―4で法大を下し、1勝1分けとした。小林隼翔(はやか)内野手(1年)が「1番・遊撃」で2安打1打点2得点。3回は今季2号となる左越えソロを放った。明大は3―0で東大に勝ち、連勝で勝ち点1。東大は開幕4連敗となった。

 立大のスーパー1年生が止まらない。小林が3回、左越え2号ソロ。2安打1打点2得点で1番打者の役割を果たした。

 「強く捉えにいった結果が本塁打になった。捉えられていることが自分の中で一番良い」

 15日の慶大戦でリーグ通算4000号のメモリアルアーチを放った。記念弾の反響は大きく、母校・広陵(広島)の恩師・中井哲之監督からは「4000号打ったんだからワシに何か(恩返し)してこいよ!」と祝福のメッセージを受けた。

 広陵(広島)で主将を務め、昨夏のU18W杯で初優勝した高校日本代表でも主将だった。1年生ながら今春からスタメン出場を重ね、今夏はメジャー通算511本塁打したミゲル・カブレラ(タイガースなど)を参考に打撃フォームを改造。「長打力を高めたい」と胸郭、股関節など体全体を使いスイングするよう修正してきた。

 目標は広陵の3学年先輩で同じ遊撃手の明大・宗山塁主将(4年)。小林は今季5試合で打率・389と好調をキープしているが「今は雲の上の存在。自分も追いつけるように」とレベルアップを誓った。(柳内 遼平)

 ◇小林 隼翔(こばやし・はやか)2005年(平17)5月2日生まれ、岡山県出身の19歳。広陵(広島)では3度甲子園出場し、3年時には主将を務めた。憧れの選手は元ソフトバンク・内川聖一。1メートル75、84キロ。右投げ右打ち。