自転車BMXパークで2位になった中村輪夢(21日)=松本拓也撮影

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 「Xゲームズ」千葉大会第2日(21日・千葉幕張メッセ、読売新聞社協力)――自転車BMXパーク決勝はパリ五輪代表の中村輪夢(りむ)(ウイングアーク1st)が2位に入った。

 Xゲームズでは2019年米国大会に並ぶ自己最高成績。東京五輪覇者のローガン・マーティン(豪)が優勝した。スケートボードは女子ストリート決勝で伊藤美優が2位、パリ五輪銀メダルの赤間凛音(りず)が3位。パリ五輪女王の吉沢恋(ここ)(ACT SB STORE)は4位だった。優勝はクロエ・コベル(豪)。男子は一発技を競うストリート・ベストトリックを池慧野巨(けやき)が制し、バートで14歳の猪又湊哉(そうや)が2位となった。

 Xゲームズで5年ぶりの表彰台となる銀メダルに輝いた自転車BMXパークの中村は「久しぶりに持ち味を出し、走りきることができた」と汗をぬぐった。ハイレベルな戦いに触発され、「練習でも1回もしたことがない」という後方宙返りに横回転やひねりを加えた新技に成功した。パリ五輪では東京大会に続いて2大会連続の5位とメダルを逃した。「(五輪で)結果がついてこず、どうしようと思ったが、やってきたことが少し報われた」と喜んだ。